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研究成果

鳥居建男特任教授
日本原子力学会2021年度フェローに認定

鳥居建男特任教授が、日本原子力学会2021年度フェローに認定され、3月17日に授賞式がオンラインで行われました。本フェロー制度は2004年に設立、原子力および放射線の平和利用に関する学術および技術分野において、学会および社会の発展に顕著な貢献をした個人の栄誉を称え、フェローの称号を授与するもので、2021年度は鳥居特任教授ら19名にフェローの称号が授与されました。

鳥居特任教授は、福島第一原子力発電所事故直後より、放射線分布の可視化技術の開発に精力的に取り組み、原発事故後の航空機モニタリング等による汚染状況の把握や新しい放射線計測技術の開発に長年貢献してきました。同学会では平成27年度技術賞、令和2年度放射線工学部会賞(学術賞)を受賞しています。2020年7月に、日本原子力開発研究機構から福島大学環境放射能研究所に着任し、放射線可視化技術の研究・開発に引き続き尽力しています。

鳥居建男鳥居建男
特任教授。大阪大学大学院工学研究科修了 博士(工学)。
環境中における放射線変動要因の研究、特に雷雲から発生する高エネルギー放射線の挙動、及びそのメカニズムについて研究。現在は、福島第一原発事故によってもたらされた環境中、及び建屋内の放射性物質の分布の可視化を中心に従事。
プロフィール詳細


 フェロー認定証

【日本原子力学会について】
1959年に設立された原子力および放射線の平和利用に関する学術および技術の進歩を図り、その成果と普及を進め、環境の保全と社会の発展に寄与することを目的とする学会である。会員数は6,659名(2020年12月時点)。