令和6年8月28日  IER特別セミナーを開催しました。<A. チャンドラセカラン博士、M. サイヤド・ムスタファ博士>

日時2024年8月28日(水) 11:00~12:00
場所環境放射能研究所本棟6F大会議室/オンライン(Zoom)
発表者A. チャンドラセカラン 助教 スリ・シヴァスブラマニヤ・ナダール工科大学 物理学科学科(インド タミル·ナードゥ州 チェンナイ)
M. サイヤド・ムスタファ 助教 ニュー大学(自治教育機関)大学院・研究動物学科(インド タミル·ナードゥ州 チェンナイ)
演題タミル・ナードゥ州(インド)における環境および建設資材の放射能レベルの評価(チャンドラセカラン)
タミル・ナードゥ州(インド)における水生生物への電離放射線の生物学的影響(ムスタファ)

令和6年8月28日(水)、スリ・シヴァスブラマニヤ・ナダール工科大学 物理学科学科の助教A. チャンドラセカラン博士とニュー大学(自治教育機関)大学院・研究動物学科の助教M. サイヤド・ムスタファ博士によるIER特別セミナーが開催され、環境放射能学専攻の博士前期・後期課程の学生やIER教職員のほか、オンライン参加者を含め13名が参加しました。

A.チャンドラセカラン博士は、自然放射能とその潜在的な健康リスクに関する幅広い研究について発表しました。主なテーマとして、インド・タミル・ナードゥ州で採取した沿岸堆積物、農地の赤土・黒土、建材、肥料サンプルにおける放射線リスク評価が取り上げられました。

M.サイヤド・ムスタファ博士は、モザンビークティラピアの精液と血清中の性ステロイドホルモンに対する電離放射線の影響について講演しました。さらに、インドの伝統医学で用いられる天然鉱物シラジットについて、その免疫刺激作用、抗酸化作用、フリーラジカル消去作用といった役割を紹介しました。最後に、インドの自然高線量地域における微生物多様性についても発表しました。

発表後には、IERの研究者からコメントが挙がりました。

チャンドラセカラン博士が発表している様子
ムスタファ博士が発表している様子
質疑応答の様子