令和6年10月7日 第3回IERセミナーを開催しました。<大学院生>
日時 | 2024年10月7日(月) 13:30~14:00 | |||||
場所 | 環境放射能研究所本棟6F大会議室/オンライン(Zoom) | |||||
発表者 | ラシェドゥル・イスラム・リポン(共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士後期課程3年) | |||||
演題 | 環境廃水からの放射性セシウムの選択的分離のための新しいマクロ環状配位子機能化メソポーラスシリカ吸着剤の開発と応用 |
環境放射能研究所(IER)では、所属研究者同士の交流、研究活動の推進を目的に、研究成果報告会「IERセミナー」を定期的に行っています。
10月7日(月)に開催した令和6年度の第3回IERセミナーでは、環境放射能学専攻 博士後期課程3年生1名が発表を行いました。オンライン聴講を含め研究者、大学院生ら20名が参加しました。
ラハマン研究室のリポンさんは、「環境廃水から放射性セシウムを選択的に分離するための新しいマクロ環状リガンド機能化メソポーラスシリカ吸着剤の開発と応用」について発表しました。クラウンエーテルは、適切な空洞サイズと効果的な配位能力により、セシウムのような特定の陽イオンに対して高い親和性を持つ大環状化合物です。クラウンエーテルをベースとした吸着剤を、セシウムイオンを含む水溶液に導入すると、セシウムイオンを選択的に捕捉することができます。リポンさんは最近、革新的なクラウンエーテルをベースとした吸着剤を開発し、福島由来の環境廃水からセシウムを分離する効果を評価しました。
表後には、IER教授陣と院生から様々な質問やコメントが挙がりました。
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