和田准教授・高田特任准教授による研究プロジェクトがfoRプロジェクトに指定されました。
福島大学では平成27年度から、「福島での課題解決」に結びつく重点研究分野を「foRプロジェクト」として指定し、研究費の重点配分を行っています。今年度は、審査会を経て4件の研究プロジェクトが指定され、そのうち1件は当研究所の和田敏裕准教授を研究代表者、高田特任准教授を共同研究者とする研究課題「原発周辺の沿岸生態系におけるトリチウムモニタリング基盤の構築と動態解明」となりました。
本プロジェクトでは、トリチウムを含む処理水の放出が決定された福島第一原発周辺海域でトリチウムのモニタリング基盤を構築し、トリチウムや放射性セシウムの生態系への影響を推定評価することを目的としています。科学的なデータを示すことで社会不安を軽減し、福島県の漁業や地域復興に貢献することを目指します。
(参考:福島大学プレスリリース資料 )
6月18日に行われた交付式では、foRプロジェクト指定証が交付された後、三浦学長と採択者との懇談会が行われ、今後の研究推進に向けた課題などについて意見が交わされました。最後に、三浦学長、二見副学長とともに写真撮影を行いました。