令和3年10月7日 福島県立福島高等学校の皆さんが来学しました。

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2021年10月7日(木)

福島県立福島高等学校の1年生36名の皆さんが来学しました。福島高等学校は文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールに指定されており、そのプログラムの一環として、研究に触れること、大学を知ることなどを目的に本学を訪れました。

はじめの模擬講義では、共生システム理工学類の佐藤理夫教授、馬場一晴准教授に続き、IERより五十嵐特任助教が登壇。阿武隈川における放射性セシウム濃度が季節変化を示すことを紹介し、その理由について、セシウムの化学的性質を解説することで分かりやすく説明しました。高校で学ぶ化学の基礎知識が、自然界での現象を解明する鍵になることを強調すると、高校生の皆さんは感心した様子で聞き入っていました。

その後はIERの本棟、分析棟に移動し、石庭特任助教による生物実験室と分子生物実験室、和田准教授によるゲルマニウム半導体検出器の紹介が行われました。本格的な実験室や計測機器を目の前にし、とくに理系分野を志す生徒の皆さんは興味津々といった様子で説明に聞き入っていました。

模擬講義を行う五十嵐特任助教
石庭特任助教と生物サンプルを観察
和田准教授がゲルマニウム半導体検出器の仕組みを紹介