令和4年6月29日 IER特別セミナー (オンライン)を開催しました。<ジョンソン博士>

日時

2022年6月29日(水)午前10:20 – 11:50

場所

オンライン(Zoom)

外部講師

トーマス・ジョンソン 博士、コロラド州立大学教授

タイトル

External dose calculations

環境放射能学専攻博士前期課程の一部授業では、著名な研究者を講師として招き、その授業を「特別セミナー」として学内の教員にも公開しています。

6月29日に開催されたトーマス・ジョンソン教授による「放射生態学」のオンライン講義には、環境放射能学専攻の修士学生5名とIERのメンバー8名が参加しました。
この講義でジョンソン教授は、ガンマ線やベータ線による外部被ばく線量の基礎的な計算方法を紹介し、低線量による健康影響評価の定義について説明しました。
134Cs と137Csの比ガンマ線放射定数や、点・線・面といった形状のガンマ線源からの線量の計算例で講義は大いに盛り上がり、VARSKIN等の線量計算ツールだけでなく、JAEA やBrookhaven National Laboratoryの核データベースへの有益なオンラインリンクの紹介まで及び、大変貴重で有意義な話を聞くことができました
質疑応答では、空間線量率に対する比ガンマ線放射定数や遮蔽効果の計算精度について参加者と議論が交わされ、日本と米国コロラド州の空間線量率や線源の比較についても言及されました。 <5月24日のセミナー記事はこちら>