令和4年10月24日 第5回IERセミナーを開催しました。〈大学院生〉
日時
2022年10月24日(月)14:40~15:30
発表者
共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士前期課程2年
河原梨花、Sam KOH
演題
・Radiation distribution images by using Compton camera at Hamadori, Fukushima Prefecture(河原)
・Feasibility Study on the Application of Monte Carlo Simulations to Airborne Radiological Survey for the Estimation of Atmospheric Radon and its Progenies(Koh)
環境放射能研究所(IER)では、所属研究者同士の交流、研究活動の推進を目的に、研究成果報告会「IERセミナー」を定期的に行っています。
10月24日に開催した令和4年度第5回目のIERセミナーでは、環境放射能学専攻博士前期課程2年の二人がこれまでの研究成果について発表を行いました。2月の修士論文最終試験に向けた中間発表的な位置づけです。セミナーにはIERの教職員や学生など16人が参加しました。
鳥居研究室でコンプトンカメラを使用した放射線分布の可視化に取り組む河原さんは、帰還困難区域で実施した測定調査の結果やそこから導かれる今後の課題について発表しました。
また平尾研究室のコーさんは、航空機モニタリング調査で得られた放射線データと光輸送計算を用いた、上空大気中のラドン222およびその壊変生成物の濃度推定に関する基礎研究について発表しました。
発表後には教員から質問やコメントが挙げられ、修士論文の完成に向けよい刺激となったようです。