難波 謙二
- 教員研究員
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福島大学大学院 共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻は、環境中の放射性物質の動態とその影響を研究する世界初の大学院です。
福島のフィールドを最大限に活用した実践的な研究環境のもと、生態学、生物学、地球科学、現象数理学、化学、物理学、機械工学、電気工学などさまざまな学問分野を背景とする人材に対して、環境放射能学に関する幅広い知識ならびに実習、野外演習を含む専門的教育を提供します。
大気中に放出された人工放射性核種による影響については、未解明な部分が多くあります。また、レアメタルなど天然資源の開発における天然放射性核種の管理も、重要な課題となっています。
環境放射能学専攻では、水や土壌の移動により森林・河川・海洋などの間で、あるいは食物連鎖等を通じて植物や動物の間で移行する、環境中の人工および天然放射性核種の動態を科学的に解明する力が身に付きます。そのため、中長期的視点をもって計測、モニタリング計画、制御、予測、評価などに総合的に取り組みます。
多様な研究分野を専門とするIER専任教員および共生システム理工学類の兼任教員が指導。専門知識を融合・深化させ、分野横断的な知識と技能を身に付けます。
森林から河川・湖沼、海洋まで、充実した研究環境のもと、幅広く野外サンプリングやフィールドワークを行う実践的な教育プログラムを提供します。
表現力や対話力、英語力の育成を目的とした討論形式の授業を設定。教授陣、在学生ともに国際色豊かでグローバルな視点が身につきます。
IERが定期的に開催する研究活動懇談会などで地域住民の方々へ研究成果を報告・対話する機会を設け、生きた研究を目指します。
共同研究拠点のネットワークや協定に基づく国内外の連携機関とのつながりを活かした研究活動が可能です。
環境放射能学専攻 博士前期課程では、生態学・モデリング・計測の3分野で展開されるカリキュラムを通じて専門的な知識・技術・技能、実践的な知識運用・課題解決能力、多元的な視点で事象を捉える姿勢を持って、環境防護、予測評価、環境修復、廃炉、中間貯蔵、浄化などの解決と学術的な発展を目指すことができる学生を育成します。
生態学、生物学、またはそれらを基礎とする放射生態学分野の研究を通して、専門的な知識・技術・技能および、実践的な知識運用・課題解決能力、および多元的な視点から事象をとらえようとする姿勢を育成します。
環境放射能学専攻 博士後期課程では、博士前期課程までに培われた基礎的・実践的な学力を基盤として、環境中における放射性物質の動態や影響を高度に理解し、その課題に対処する学際性と国際性を養うための研究・教育を行います。国際的に活躍する教師陣による指導のもと、研究成果の世界への発信と社会への還元を通じて、環境放射能に関する高度な研究能力・課題解決能力を身に付けます。
本領域では、本学が有する充実した観測環境を活用した実践的教育・研究を行い、分野横断的な知見や技能の習得を通じて、放射能(線)の計測、モニタリング計画、制御、予測、評価などに中長期的視点で総合的に取り組むことができ、予測評価、環境修復、放射線防護、廃炉、中間貯蔵、浄化など複数の課題解決に総合的な対応力を有する研究者・専門職業人を育成します。
また、地域の方々に対して専門知識を伝える、「知の還元」の役割を果たす力を身につけるために、サイエンスコミュニケーション※ を実践します。 本専攻博士後期課程では、環境放射能が関わる課題発見や解決および学術的発展をリードし、グローバルな視点で社会に貢献する研究者・専門職業人の育成を目指しています。
以下の要領で、環境放射能学専攻 博士前期課程・博士後期課程の大学院入試(一般入試、社会人特別入試、外国人留学生特別入試、推薦入試)を実施します。※推薦入試は高等専門学校専攻科生が対象です。
出願に当たっては、事前に志望分野の希望指導教員と連絡を取り、研究分野の適合性について必ず相談してください。
最新入試情報は本学ウェブサイトからもご確認ください。
福島大学ウェブサイト(入試情報) http://nyushi.adb.fukushima-u.ac.jp/
最新入試情報は本学ウェブサイトからもご確認ください。
福島大学ウェブサイト(入試情報) http://nyushi.adb.fukushima-u.ac.jp/
博士後期課程一般入試のみ学力試験あり(専門分野に関連した英語能力についての口頭試問)