第10回成果報告会

日時

令和6年2月28日(水)14:30-18:00 専門家向け口頭
令和6年2月29日(木)10:00-16:30 ポスター発表・市民向けシンポジウム

テーマ

福島の森と海はどうなっているか

発表要旨集をダウンロードいただけます。

1日目口頭発表の様子
2月28日 専門家向け口頭 プログラム
時間プログラム・講演タイトル講演者所属
14:30-14:35開会挨拶難波 謙二福島大学 環境放射能研究所 所長 / 共生システム理工学類 教授
14:35-15:00ALPS処理水放出前後の海のトリチウム高田 兵衛環境放射能研究所 准教授
15:00-15:25トリチウム放射性同位体を用いた数値モデリングによる福島の陸域水循環の評価マキシム・グシエフ環境放射能研究所 特任准教授
15:25-15:35休憩
15:35-16:00福島での大気水蒸気中トリチウム調査平尾 茂一環境放射能研究所 准教授
16:00-16:25分子状トリチウムの耕作地土壌への沈着の評価柿内 秀樹公益財団法人 環境科学技術研究所
16:25-16:35休憩
16:35-17:00ALPS処理水の海洋放出に対する放射線影響評価津旨 大輔筑波大学 放射線・アイソトープ地球システム研究センター 教授
17:00-17:25Independent evaluation by an advisory board of ten years of research by Institute of Environmental Radioactivity on the consequences of the Fukushima Daiichi accidentブレンダ・ハワード英国自然環境研究会議・生態水文センター フェロー
17:25-17:55総合討論ファシリテーター:マーク・ジェレズニャク、イスマイル・ラハマン環境放射能研究所 客員教授、准教授
17:55-18:00閉会あいさつアレクセイ・コノプリョフ環境放射能研究所 副所長
2月29日 ポスター発表・市民向けシンポジウム プログラム
時間プログラム・講演タイトル講演者所属
10:00-12:00ポスター発表
13:00-13:05開会あいさつ三浦 浩喜福島大学 学長
13:05-13:10趣旨説明難波 謙二環境放射能研究所 所長 / 共生システム理工学類 教授
13:10-13:35ALPS処理水放出前後の海のトリチウム高田 兵衛環境放射能研究所 准教授
13:35-14:00森林生態系における放射性核種循環の理解に向けてヴァシル・ヨシェンコ環境放射能研究所 教授
14:00-14:10休憩
14:10-14:35福島の農業と林業の「再生」ー物質循環の視点からー金子 信博福島大学 食農学類 教授
14:35-15:00魚類の移動生態の解明と福島県の漁業復興和田 敏裕環境放射能研究所 准教授
15:00-15:10休憩
15:10-15:35小動物に蓄積したわずかな量の放射性ストロンチウムを追いかける高貝 慶隆福島大学 共生システム理工学類 教授
15:35-16:00人為起源および天然トリチウム放射性核種による陸水滞留時間の数値モデリングマキシム・グシエフ環境放射能研究所 特任准教授
16:00-16:25総合討論ファシリテーター:五十嵐康記環境放射能研究所 特任講師
16:25-16:30閉会あいさつ高村 昇環境放射能研究所 副所長 / 長崎大学 教授

令和6年2月28日、29日にコラッセふくしま(福島市)にて福島大学環境放射能研究所(IER)第10回成果報告会「福島の森と海はどうなっているか」を開催しました。当日はオンライン参加も含め、のべ約300名の方々にご参加いただきました。


28日には専門家向けの口頭発表(英語)を、29日には市民向けシンポジウム(日英同時通訳)とポスター発表(英語)の2つのセッションを行いました。市民シンポジウムでは、IER所属の教員6名が「ALPS処理水放出前後の海のトリチウム」、「森林生態系における放射性核種循環の理解に向けて」、「福島の農業と林業の「再生」」、「魚類の移動生態の解明と福島県の漁業復興」、「小動物に蓄積したわずかな量の放射性ストロンチウムを追いかける」、「人為起源および天然トリチウム放射性核種による陸水滞留時間の数値モデリング」について発表しました。その後の総合討論では、発表者全員が登壇し、会場からの質問に答えました。また、ポスター発表では、優れた発表を行った環境放射能学専攻 博士前期課程2年の馬目由季さんと特別研究学生のポリーナ・パブレンコさんが「Student Award」を受賞しました。(いずれも肩書は当時)


参加者アンケートでは、「福島県の森林・海洋における環境放射能の過去から現状までの推移がよく分かった」「森林のセシウム137の動態が参考になった」「魚類の移動生態の発表が、大変分かりやすく興味深かった」等のご意見が寄せられ、有意義なシンポジウムとなりました。

1日目 総合討論の様子
1日目終了後の記念撮影
ポスター発表の様子
ポスター発表の様子
2日目 ヴァシル・ヨシェンコ教授が発表している様子
2日目 総合討論の様子
ポスター発表の学生賞を受賞した馬目由季さんと難波所長
ポスター発表の学生賞を受賞したポリーナ・パブレンコさんと難波所長
2日目終了後の記念撮影