土壌アーカイブ試料 Archive
土壌アーカイブ試料について
福島大学環境放射能研究所(以下、当研究所)では、2011年の東京電力福島第一原発事故直後から系統的に採集され、文部科学省・原子力規制庁の放射性セシウム沈着量マップ作成等に用いられた貴重な土壌アーカイブ試料(以下、当該試料)を保管しています。当該試料の有効利用を図るため、新たな分析や解析を目的とした貸出しや配布を行います。
当研究所に所蔵されている土壌アーカイブ試料
- 第1~3次分布調査試料(U8容器入り分布調査試料約12,000点)
- 第2~7次深度分布調査試料(U8容器,または袋入り約6,000点)等
ご利用方法
試料情報の閲覧・検索
- 「試料情報(データベース)」により、試料情報の閲覧・検索が可能です。ご利用の場合は、「データベース利用規程」をご確認のうえ、ダウンロードください。
- 「土壌放射能評価データベースシステム(ARASO)」による閲覧の検索をご希望の場合は、申請が必要です。詳しくは利用申請手順をご確認ください。
利用申請書の提出
- 利用申請書には、利用目的を明確にご記入ください。利用可否の判断に必要です。
- 利用申請者は、原則として国内の大学及び研究機関に属するものに限ります。海外への持ち出しは認めません。
利用可否の審査
- 福島大学環境放射能研究所及び外部研究機関と大学からなるアーカイブ試料利用検討委員会により、利用目的が妥当であるかの審査を行います。
- 利用の可否はメールでお報せします。
試料の提供・利用
- 準備ができ次第、試料を提供致します。試料は、原則当研究所での引き渡しとなります。
- 実費が発生する場合(送料等)は、ご利用者負担でお願いします。
- 申請目的外の利用(転用、転載等)は行わないでください。
研究が終了したとき
- 貸出の場合、貸出期間は原則3か月となります。利用期間が終了した試料は速やかに当研究所へ返却してください。
- 分取の場合、利用終了した試料は、利用者の責任で処分してください。
- 成果には、本研究所の所有する試料を用いた旨を謝辞等に明記し、公表する際には、概要と公表場所をアーカイブ試料利用検討委員会 事務局に報告してください。
データベースシステムについて
当研究所では土壌アーカイブ試料の有効利用をより一層図るため、土壌アーカイブデータベースシステム(以下、本システム)を整備しました。本システムの利用により、当研究所に所蔵されている試料の閲覧・検索が可能です。
データベースシステムには、「試料情報(データベース)」と「ARASO(土壌放射能評価データベースシステム)」の2つがあります。
内容
試料情報(データベース) | ARASO(土壌放射能評価データベースシステム) | |
---|---|---|
内容 | 2011年6月~7月に行われた放射性物質分布調査(第1次調査)の集積データを網羅 | 第1次調査を含む全集積データを地図上で閲覧・検索することが可能 |
公開方法 | 当ウェブサイト上で公開 | 当研究所内の端末PCで公開 |
利用条件 | 自由に利用可能 | 利用申請が必要 |
ご利用方法
データベースをダウンロード
下記ボタンから自由にダウンロード・ご利用可能です。土壌アーカイブ試料の検索用等に、ご自由にお使いください。
※形式:Excelブック