令和3年6月22日 ヴァシル・ヨシェンコ教授が福島県立福島高等学校で講義を行いました。

日時

2021年6月22日(火) 午後13:00 – 16:00

場所

福島県立福島高等学校

発表者

ヴァシル・ ヨシェンコ 教授

テーマ

放射能と森

6月22日、ヴァシル・ヨシェンコ教授が福島県立福島高等学校で開催されたグローバルサイエンスにおいて3年生約40名に講義を行いました。

これは文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている同校が実施するプログラムの一環で、海外出身の研究者を講師として招いて行われるものです。

ヨシェンコ教授は、母国ウクライナや放射生態学の研究者としての自己紹介を交えながら、「放射能と森」をテーマに自身の研究を紹介しました。講義はすべて英語で行われましたが、生徒の皆さんは真剣に聞き入ってしました。

質疑応答では、ヨシェンコ教授が携わったチェルノブイリ原発事故後の調査に関する質問のほか、「最も大切な教科を一つ挙げるとしたら何ですか?」という究極の質問も挙げられました。この質問に対しヨシェンコ教授は、理数科目はすべて、将来研究に役立つはずとアドバイス。同行した五十嵐特任助教からは研究、とりわけ思考力と論文執筆の基礎となる日本語を正しく学ぶことが日本人研究者として必要不可欠と思うというメッセージが送られました。最後に、参加した生徒一人一人から講義を通して学んだことについて発表がありました。

講義の様子
質問に答えるヨシェンコ教授と五十嵐特任助教
生徒による発表